ゴルフグリップ握り方【インターロッキンググリップ】

インターロッキンググリップは手のひらが小さい方に最適

インターロッキンググリップとは

ゴルフクラブのグリップの握り方では、先に紹介したオーバーラッピンググリップがもっともオーソドックスですが、その次にポピュラーなのがインターロッキンググリップです。

ゴルフで打ちっぱなしの練習やラウンドゴルフの際に、オーバーラッピンググリップの握り方をする人は、ゴルフ人口全体のうち5割以上を占めています。

一方、インターロッキンググリップを使う人は、約2割程度とも言われています。オーバーラッピングの握り方に慣れてきたら、インターロッキンググリップについてマスターすると良いでしょう。具体的な手順として、まずは左手からグリップを握り、オーバーラッピンググリップと同様に、左手の甲のこぶしが2つ半くらい見えるように握ります。

次に、左手の親指と人差し指との間に、アルファベットの「V(ブイ)」の字が細く描かれたようになっていることを確認します。この状態の時には、左手の親指と人差し指との間にできた隙間はごくわずかです。

左手で握った時に、小指の位置がグリップの先端から15ミリから20ミリ程度、空けておくのが重要ポイントとなります。右手の小指と左手の人差し指を絡めるような感じで組み合わせます。

インターロッキンググリップで握るメリットとは

ゴルフの練習や試合においてインターロッキンググリップで握ることによって、どのようなメリットが得られるのでしょうか。

オーバーラッピンググリップの場合は、右手にはほとんど力がかからず、左手の力をフル活用するといったイメージですが、インターロッキンググリップでは、両手を組み合わせる握り方であるため、両手の一体感を出すことができます。

左手の力よりも右手の力が強い方なら、インターロッキンググリップで握ることによって、右手に主導権を持たせて安定感のあるスイングができるでしょう。インターロッキンググリップの握り方は、とくに手のひらが小さい人に向いています。

ただし、インターロッキンググリップについて注意点が1つあります。握り方が強すぎると、右手の小指に痛みが出ることもあります。あまり力をかけ過ぎず、適度な力で握ることを心がけましょう。